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委託研究最終報告(令和6年度)
2025年10月
令和6年度革新的自殺研究推進プログラムの最終報告書をお届けします。
本プログラムでは、毎年度の成果を報告する「成果報告書」に加え、委託期間が終了した課題については研究成果全般について取りまとめた「最終報告書」を公表しています。本最終報告書は、令和4年度に採択した16課題のうち、令和6年度に終了した計11課題(他5課題は令和5年度末に終了済)の報告を収録しており、3領域ごとの内訳は以下のとおりです。
領域1「子ども・若者に対する自殺対策」(5課題)
領域2「自殺ハイリスク群の実態分析とアプローチ」(2課題)
領域3「ビッグデータ・AI等を活用した自殺対策」(4課題)
基本方針にも記載の通り、本プログラムの目指すところは自殺対策の実践的な研究(政策研究)を通じて、自殺総合対策の推進に資するデータ及び科学的根拠を収集することにより、自殺総合対策の推進を図ることです。令和6年度に終了した11課題を通じて、この目的に合致した様々な知見が得られています。本報告書において示されたこれらの知見が、広く研究者と実務家の間で共有されることで、建設的な対話を生み出し、自殺対策の更なる推進へとつながることを期待しています。
令和7年10月
革新的自殺研究推進プログラム事務局
厚生労働大臣指定法人・一般社団法人
いのち支える自殺対策推進センター
調査研究推進部長 小牧 奈津子
■令和6年度革新的自殺研究推進プログラム 委託研究最終報告書 全体PDF
領域1:子ども・若者に対する自殺対策
課題 番号 |
研究課題名 | 研究代表者 | 所属・肩書 | 最終 報告書 |
R4- |
SOSの出し方教育における地域連携モデルの開発 | 江畑 慎吾 | 中京学院大学 短期大学部 保育科 准教授 | |
R4- 1-3 |
児童生徒の自殺リスク予測アルゴリズムの解明:自殺リスク評価ツール(RAMPS)を活用した全国小中高等学校での大規模実証研究によって | 北川 裕子 | 東京大学 大学院教育学研究科身体教育学コース健康教育学分野 特任助教 | |
R4- 1-4 |
全小児科医を対象とした大規模調査:「小児科による自殺防止セーフティネット」構築へ向けた課題整理と政策提言に関する研究 | 呉 宗憲 | 東京医科大学 小児科・思春期科学分野 准教授 | |
R4- 1-5 |
子どもの抑うつに対する遠隔メンタルヘルスケアの社会実装と早期受療システム整備-KOKOROBOと子どもの精神疾患レジストリ連携- | 佐々木 剛 | 千葉大学医学部附属病院 こどものこころ診療部 准教授 | |
R4- 1-7 |
学校において教職員がゲートキーパーとして機能するためには何が必要か?―チーム学校によるマルチレベルな自殺予防体制の支援・組織モデルの構築― | 目久田 純一 | 梅花女子大学 心理こども学部こども教育学科 准教授 |
領域2:自殺ハイリスク群の実態分析とアプローチ
課題 番号 |
研究課題名 | 研究代表者 | 所属・肩書 | 最終 報告書 |
R4- 2-2 |
非行を有するハイリスクな青少年の自殺・自傷行為の理解・予防・対応策に関する包括的な検討 | 高橋 哲 | お茶の水女子大学 基幹研究院人間科学系 准教授 | |
R4- 2-3 |
がん患者の自殺に関する全国実態分析とがん診療病院自殺対策プログラムの検討 | 藤森 麻衣子 | 国立研究開発法人国立がん研究センター がん対策研究所 サバイバーシップ研究部 支持・緩和・心のケア研究室 室長 |
領域3:ビッグデータ・AI等を活用した自殺対策
課題 番号 |
研究課題名 | 研究代表者 | 所属・肩書 | 最終 報告書 |
R4- 3-1 |
視覚情報のAI分析を活用したメンタルヘルスDXプロジェクト | 奧山 純子 | 東京農工大学 保健管理センター 准教授 | |
R4- 3-2 |
IoT活用による子どもの援助希求行動の促進に関する研究 | 久保 順也 | 宮城教育大学大学院 高度教職実践専攻(教職大学院) 教授 | |
R4- 3-4 |
過量服薬のゲートキーパーの養成を目指したビッグデータ解析と新規養成システムの構築:地域の薬局を「気付き」と「傾聴」の拠点とした過量服薬の防止 | 永島 一輝 | 千葉大学大学院 薬学研究院 先端実践薬学講座 実務薬学研究室 助教 | |
R4- |
兵庫県における医療ビッグデータと法医学データを組み合わせたコホートデータベースを用いたリアルワールドデータによる自殺リスクの検討 | 宮森 大輔 | 広島大学病院 総合内科・総合診療科 診療講師 |
※所属・肩書は令和7年3月31日時点