啓発・提言等
9月の自殺予防週間にむけてJSCPが作成し、ご活用いただける啓発コンテンツのご紹介
2024年8月 1日
9月の自殺予防週間でご活用いただける啓発動画、webサイト、ポスター等をご紹介します。ぜひ、ご活用ください。
- 【こども・若者】「いのち支える動画コンテスト2023」30秒動画・優秀賞4作品
- 【こども・若者】「保護者のための#chatsafe(チャットセーフ)」ダイジェスト版等
- セルフケアのためのwebサイト「こころのオンライン避難所」
- 中高年男性の自殺対策のための啓発コンテンツ
- 関連動画「Step Closer」~アクションを通じて希望を生み出す~
- 【こども・若者】「#逃げ活 ~こころの逃げ場、ここにあるよ~」ツールキット(2024年 8月22日 追加)
[資料]「自殺予防週間」「世界自殺予防デー」について
【こども・若者】「いのち支える動画コンテスト2023」30秒動画・優秀賞4作品
JSCPは2023年(令和5年)に若者に自殺問題を「自分ごと」化してもらうことを目的に、生徒・学生を対象として「いのち支える動画コンテスト2023」を開催しました。「優秀賞」に選出された30秒動画4作品が生徒・学生自身の手で動画化され、公開されています。
動画は、広くお使いいただけるようJSCPが著作権を一括して管理しており、紙媒体への掲載、放送、公共施設での放映、ネット媒体やSNSへの掲載などに広くご利用・引用いただけます。昨年9月の公開時にも多くのメディア・自治体で掲載され、反響をいただきました。ぜひご活用ください。
*生徒・学生の肩書は2023年当時
■動画の紹介等
https://jscp.or.jp/action/movie-contest-2023.html
■動画リンクのご活用について
YouTubeのリンクを自治体のXの投稿やwebサイトなどに貼って紹介したい・リンクを埋め込みたい等の場合、申告は必要ありません。インターネットにアクセスできる環境では、YouTubeのリンクをご活用ください。
『相談はうまく話せなくても大丈夫』 https://youtu.be/L-4CzUxZ8Zs
『伝わるよ。』 https://youtu.be/q4GrLgYab5U
『あなたの勇気で支えてほしい』 https://youtu.be/Rk9A1yjcx6g
『笑顔の裏には…』 https://youtu.be/sHuU4kBW10k
【こども・若者】「保護者のための#chatsafe(チャットセーフ)」ダイジェスト版等
JSCPは、オーストラリアの非営利団体「Orygen」が開発したガイドライン「保護者のための#chatsafe 第2版」の日本語版作成と公開に協力しています。本ガイドラインは若者が自傷行為や自殺について、オンライン上で安全にコミュニケーションできるように支援するための内容で、その要点を分かりやすく整理した「ダイジェスト版」、及び、エッセンスを凝縮した「リーフレット」を新たに作成しました。夏休み明けは小中高生の自殺リスクが高まる時期とされています。本編とあわせて、ぜひご活用ください。
■ダイジェスト版・本編の紹介ページ
https://jscp.or.jp/action/chatsafe4parents.html
セルフケアのためのWebサイト「こころのオンライン避難所」
自殺報道など衝撃的な報道・情報に触れてこころがつらくなった人に向け、気持ちを落ち着かせるために活用できるサイトを制作し、2023年3月末に公開しました。
有名人の自殺などが大きく報じられた際、連絡が殺到して相談窓口がパンク状態となり、相談したくてもできない人が多くいる状況があります。本サイトでは、そうした場合にも自分でできるセルフケアとして、情報から距離を置く方法、気持ちを落ち着ける方法、周囲の人の対応方法などを、イラストを使って分かりやすくまとめています。
メディアの方々には、自殺に関する記事や放送の最後に、相談窓口の情報と共に本サイトをご紹介いただけるよう呼びかけています。
■Webサイト https://jscp.or.jp/lp/selfcare/
中高年男性の自殺対策のための啓発コンテンツ
悩みを抱える中高年男性に特化し、周囲が対応する際のポイントなどを紹介するコンテンツ「中高年男性の自殺が多いことを知っていますか? ~あなたの声かけで、救われる人がいるかもしれません~」をJSCPのWebサイトで公開しています。 A3ポスターサイズのデータをダウンロード、自由に配布いただけます。
■ポスター活用のページ https://jscp.or.jp/action/kyoukagekkan_gatekeeper_230301.html
関連動画「Step Closer」~アクションを通じて希望を生み出す~
国際自殺予防学会(IASP)が作成した「世界自殺予防デー(9月10日)」の啓発ポスター・動画の日本語訳をJSCPのWebサイトで公開しています。
この動画では「アクションを通じて希望を生み出す(Creating Hope Through Action)」という標語を掲げています。自殺の多くは予防が可能であり、私たちのちょっとした行動でその一助を担うことができるかもしれません。この標語には、自殺防止のために、人々に行動を起こしてほしいという願いが込められており、その具体的な「行動」として、「互いに支え合う時間にしよう(Take Time to Reach Out)」と呼びかけています。世界自殺予防デー、自殺予防週間の期間中だけでなく、通年でお使いいただける動画です。
■ポスター https://jscp.or.jp/assets/img/Time_to_reach_out.pdf
■動画「Step Closer」(字幕付) https://www.youtube.com/watch?v=0TUwu2XeeTk
■本取組の紹介ページ https://jscp.or.jp/action/iasp_stepcloser.html
【こども・若者】「#逃げ活 ~こころの逃げ場、ここにあるよ~」ツールキット(2024年 8月22日 追加)
JSCPは、2024年(令和6年)、死にたいほど追い込まれる前に「逃げる」選択肢があることを、こども・若者に考えてもらう・知ってもらう、参加型の啓発活動「#逃げ活 ~こころの逃げ場、ここにあるよ~」を企画しました。
#逃げ活とは、「逃げる」ことに関連する4つのテーマに合わせた自身の考えやエピソードを付箋に書き出し、台紙に貼り付けるワーク形式の啓発活動です。誰もが自由に参加でき、掲示場所と筆記スペースさえあれば、どのような団体・機関様もツールキットを用いて開催することが可能です。
開催に際して必要なツールキットをダウンロード形式で提供しています。
■#逃げ活ページ https://jscp.or.jp/action/nigekatsu2024.html
世界自殺予防デー「いま、自殺に対する見方を変えるとき」
9月10日は「世界自殺予防デー」です。2003年に制定され、国際自殺予防学会(IASP)では毎年、この日に啓発のためのキャンペーンを世界的に展開しています。
2024年から2026年の世界自殺予防デーのメインテーマは「Change the Narratives on Suicide」です。この標語は、自殺という複雑な問題に対する私たちの認識を変え、自殺問題をタブー視する風潮や支援を求めづらい雰囲気を改めることを通じて、誰もが自分に合った支援を受けられる社会を創ろうと掲げられました。サブテーマは「Start the Conversation」。自殺問題についてオープンに対話することで、共感やサポートを得られるような文化を築いていこうというメッセージが込められています。
JSCPは今回、新しくIASPが選定した標語の背景の意味を熟考し、メインテーマ Change the Narratives on Suicide を「いま、自殺に対する見方を変えるとき」、サブテーマ Start the Conversation を「一緒に話そう」という日本語に訳しました。これらの訳は、日本語の公式な標語としてIASPに採用されています。
■詳細ページ https://jscp.or.jp/action/IASP-WSPD-2024.html
★新規コンテンツは随時更新予定です★
【資 料】 「自殺予防週間」「世界自殺予防デー」について
「自殺予防週間」とは9月10日~16日は自殺予防週間です。我が国で自殺予防週間が始まったのは2007年です。自殺対策基本法(2006)に基づき策定された最初の自殺総合対策大綱(2007年)において、9月10日の「世界自殺予防デー」(2003年~)からの1週間を「自殺予防週間」とすることが定められました。 その後、自殺対策基本法が改正(2016年)された際、「国民の間に広く自殺対策の重要性に関する理解と関心を深めるとともに、自殺対策の総合的な推進に資するため」に、「自殺予防週間及び自殺対策強化月間を設ける」ことが、新たな条文(第7条)として加えられました。自殺予防週間にあわせて、多くのメディアが自殺対策に関する啓発を行ったり、全国の自治体や民間団体等が相談事業を実施したりするなど、自殺予防週間は、我が国の自殺対策を後押しする役割を担っています。 |
「世界自殺予防デー」とは9月10日は世界自殺予防デー(World Suicide Prevention Day)です。2003年に世界保健機関 (WHO)と国際自殺予防学会(IASP)が共同で開催した世界自殺防止会議(スウェーデン・ストックホルム)の初日を最初の世界自殺予防デーとして、世界的に自殺対策に取り組む責任があると決意表明(宣言)された日です。以降、国の機関や一般の人々に対し、自殺対策の重要性に対する認識を高めるため、毎年活動が続けられています。世界自殺予防デーは年々その活動が拡大しており、最近では、60か国以上で自殺対策の啓発を目的としたキャンペーンが行われています。 |
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