研修・会議
国際自殺対策フォーラムInternational Forum on Suicide Prevention Policy
JSCPが主催する自殺対策の国際会議
いのち⽀える⾃殺対策推進センター(以下、JSCP)は、5つの活動⽅針のひとつに「海外に向けて政策輸出を積極的に⾏い「世界的な⾃殺対策の推進役」を⽬指す」と掲げています。
国際⾃殺対策フォーラムは、厚⽣労働科学研究の成果報告の⼀環として、⾃殺対策の政策展開に関して国際的・学術的な討議の場から政策提⾔を⾏うこと、そしてわが国の最先端の⾃殺対策の取り組みや成果を国際的に情報発信することを⽬的とし、JSCPが事業を継承した⾃殺総合対策推進センターの時代の2016年に、第⼀回フォーラムが開催され、以降毎年実施されてきました。
本フォーラムでは、海外の⾃殺対策に関わる研究において第⼀線で活躍している研究者を基調講演者やシンポジストとして招聘してきました。また、国内研究者によるわが国における最新の⾃殺対策研究をシンポジウム形式で発表し、さらにパネルディスカッションにて討議を交わしました。研究者や⾃治体職員など様々な現場で⾃殺対策に取り組んでいる⽅々をはじめ、メディア関係者など多くの⽅々に参加いただきました。
ポストコロナ時代を見通し、より緊密な国際連携と国際的な人材育成を目指す
コロナ禍により⽇本のみならず世界的に⾃殺に関する関⼼が⾼まっています。そうした中、2021年2⽉のフォーラムは初めてオンラインで開催し、コロナ禍における参加各国の現状や求められる対策等について、情報共有と討議を⾏いました。新型コロナウイルス感染症拡⼤により社会情勢や⽣活スタイルが激変し始めている中、⾃殺対策においても今後ますます国際的な連携が重要になると考えます。
本フォーラムで討議された⾃殺対策の学際的・国際的研究の成果は、これまでもグローバルな⾃殺対策の推進に役⽴てられてきました。
また、JSCPはWHO協⼒センター(WHO Collaborating Center, J-99:⾃殺対策・⼈材育成)として認証を受け、ており、今後は国際的⼈材養成プログラムの⼀環として国際フォーラムを位置づけてまいります。
トピックス
最新回の開催情報などをお知らせします。
※次回の開催予定が決まり次第、ご案内いたします。
最新回開催レポート
2021年2⽉に「第5回国際⾃殺対策フォーラム」を開催しました。今回は、フランス、デンマーク、韓国の国家⾃殺対策戦略にかかわるキーパーソンをシンポジストとしてお招きし、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが⾃殺対策に及ぼす影響を含めて、各国の国家⾃殺対策の実情の報告と、今後の⾃殺対策の推進に求められる要件について討議を⾏いました。レポートはこちら。
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