研修・会議
石破茂首相と福岡資麿厚生労働大臣がJSCPを視察
2025年1月23日
代表理事の清水康之(右)より、「RAMPS」の使い方について説明を受ける
石破茂首相(中央)と福岡資麿厚生労働大臣(左)=JSCP事務所で
2025年1月21日、石破茂首相と福岡資麿厚生労働大臣が、東京都内のJSCPとNPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」事務所を訪問し、自殺対策の現場を視察しました。
国内では、こども・若者の自殺者数の増加が深刻であり、対策の強化が急務となっています。石破首相らは、ライフリンクのSNSによる相談事業の様子を視察した後、ライフリンクが運営する、生きるのがしんどいこどもや若者のためのWeb空間「かくれてしまえばいいのです」を実際に体験しました。
その後、石破首相らはJSCPの事務所に移動し、代表理事の清水康之らと会談。清水からは、JSCPが全国の自治体に提供している自殺実態プロファイルや地域(自治体など)への支援などについてご説明し、「こどもの自殺対策緊急強化プラン」(2023年6月策定)に盛り込まれている「1人1台端末の活用による自殺リスクの把握」のためのツールである「RAMPS」を実際に体験していただきました。
視察後に会見する、石破茂首相(左から2人目)。
左から1人目は、福岡資麿厚生労働大臣=JSCP事務所で
視察終了後、石破首相は記者団の取材に対し、「こどもたちの自殺が増えていることは、非常に大きな課題だと思っている。生成AIなどの新しい技術と組み合わせることで、誰かに話を聞いてほしいと思う人たちの気持ちに応えることができることが分かった。学校での1人1台端末の活用により、どこからでも相談ができるような体制を充実させるため、『人命救助』という観点に立ち、政府として今後取り組むべきことはたくさんあると思っている。事態が少しでもよくなるよう、改善に向けて努力していく」などと述べました。
<関連情報>
■ 首相官邸ホームページ:JSCPと ライフリンクの視察に関する記事は、こちら
■ 首相官邸ホームページ:JSCPとライフリンク視察後の首相会見での発言内容には、こちら
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