調査・研究等
革新的自殺研究推進プログラム 委託研究最終報告(令和5年度)
令和5年度革新的自殺研究推進プログラムの最終報告書をお届けします。
本プログラムの報告書としては、これまで毎年度の成果を報告する「成果報告書」を公表してきましたが、令和4年度に複数年度にわたる研究課題を採択したことに伴い、今年度からは従来の成果報告書に加え、終了課題について研究成果全般についての「最終報告書」を公表することにいたしました。成果報告との違いは、単年度の成果だけでなく、採択年度から終了年度までの全研究期間を通じた報告になっている点です。
本最終報告書は、令和4年度に採択した16課題のうち、令和5年度に終了した5課題の報告を収録しており、3領域ごとの内訳は以下のとおりです。
領域1「子ども・若者に対する自殺対策」(2課題)
領域2「自殺ハイリスク群の実態分析とアプローチ」(2課題)
領域3「ビッグデータ・AI等を活用した自殺対策」(1課題)
研究者にとって、最終報告書の提出はその研究活動の区切りですが、受け取る側にとっては研究の成果を次なる研究テーマに、さらに具体的な社会実装につなげていく出発点とも言えます。
本報告書の内容が広く研究者と実務家の間で共有され、建設的な対話を生み、総合的な自殺対策を革新する契機となることを願っています。
令和6年12月
革新的自殺研究推進プログラム事務局
厚生労働大臣指定法人・一般社団法人
いのち支える自殺対策推進センター
調査研究推進部長 西尾 隆
■令和5年度革新的自殺研究推進プログラム 委託研究最終報告書 全体PDF
課題番号・研究課題名 | 研究代表者・所属・役職 | 成果報告書 | ||
1-1 | オンライン不登校支援事業が子どもの学校復帰に及ぼす効果に関する研究 | 池田 利基 | 認定NPO法人カタリバ 研究チーム 研究員 | |
1-6 | 大学生および妊産婦の社会的孤立・孤独に注目したAYA世代の自殺対策プログラムの開発 | 藤原 武男 | 東京医科歯科大学 国際健康推進医学分野 教授 |
課題番号・研究課題名 | 研究代表者・所属・役職 | 成果報告書 | ||
2-1 | トラウマを有する者における自殺行動の予測と予防に向けた認知機能・認知バイアスの検討 | 金 吉晴 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 所長 | |
2-4 | DPCおよびレセプトデータを用いた自殺企図者の医療機関受診状況の分析 | 松田 晋哉 | 産業医科大学 医学部 教授 |
課題番号・研究課題名 | 研究代表者・所属・役職 | 成果報告書 | ||
3-3 | ポストコロナの自殺対策に資する統計等のミクロデータ利活用推進に関する研究 | 椿 広計 | 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 統計数理研究所 名誉教授 |
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