研修・会議
【開催レポート】令和5年度 第3回Zoom コンシェルジュ~自殺未遂者支援担当者の交流会~
2024年2月 6日
JSCPは2024年1月15日(月)、自治体の自殺対策担当職員を対象に、令和5年度 第3回「Zoomコンシェルジュ~自殺未遂者支援担当者の交流会~」をオンラインで開催しました。今回は、自殺未遂者への個別支援事業を実施しているか、今後実施の予定がある自治体の担当者を対象とし、約120人の参加がありました。
<プログラム>
1 | 交流会の進め方について |
2 | アドバイザーの紹介 |
3 | 参加申込み時のアンケートからの主な質問・課題についての情報交換 |
4 | 自傷・自殺未遂レジストリについて |
5 | 令和6年度自殺未遂者に対する地域における包括的モデル事業について |
6 | 結びのあいさつ |
JSCPでは、事前のアンケートを通じて、自殺未遂者への支援で困っていることや、他の自治体に聞いてみたいことについて聴取しており、その内容について担当者同士の情報・意見交換を行いました。
具体的には、支援対象となる未遂者の情報を把握する方法や、個人情報の扱いにおける留意点、リスクアセスメントに用いるツール、支援終了の判断をどうするか等のトピックについて、参加者から現場での取り組みや困っていること、工夫していることなどについてお話いただきました。また対応にあたっては、JSCPの研修で過去に講師を務めていただいた横須賀市保健所の増田浩子保健師、石垣市の識名友花保健師をはじめ、JSCP職員の森野嘉郎(弁護士)と大内衆衛(精神科医)も参加し、アドバイザーとしてコメントや助言がありました。
会の締めくくりには、厚生労働省自殺対策推進室の村松裕文係長が、自殺未遂者に対する地域における包括的支援モデル事業等についての説明を行いました。
事後アンケートでは、「個人情報の扱いと自殺対策について考える機会となった」、「これから包括的支援モデル事業が始まる。すでに医療機関と連携している横須賀市などの意見が参考になった」、「ケース会議の必要性を実感した」などの意見のほか、今後のZoomコンシェルジュで情報交換したいテーマについても様々な意見や要望をいただきました。
JSCPでは、今後も自治体の皆さまからのご意見等を踏まえ、現場における取組の推進の後押しとなるような交流会の企画やサポートを行っていきます。
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