研修・会議
【開催レポート】令和6年度 自殺未遂者ケア研修「第2回 かかりつけ医版」
2025年3月 7日



JSCPは、2025年2月16日、「令和6年度 自殺未遂者ケア研修『第2回かかりつけ医版』」をオンラインで開催しました。
対象は保健医療機関での業務に従事する医師、歯科医師で、全国から約150人が参加。事前にe-learningを受講してもらい、当日にオンラインでワークショップを実施しました。
自殺未遂者ケア研修「かかりつけ医版」とは?
自殺未遂は、自殺の最も重要なリスク因子の一つです。そのため、患者と日常的に接するかかりつけ医等が患者の変化にいち早く気づき、必要に応じて精神科医や心療内科医と連携して適切なケアを提供することが、その後の自殺を防ぐために非常に大切になります。
本研修は、かかりつけ医が「地域社会からの孤立の状況等により、精神疾患が増悪するおそれがあると認められるもの又は精神科若しくは心療内科を担当する医師による療養上の指導が必要であると判断されたもの」に適切に対応するためのスキルなどを習得することを目的としています。講師は、自殺対策の専門家及び自殺未遂者の包括的ケアを実践している専門家が務めます。
診療報酬「こころの連携指導料(Ⅰ)」の要件研修
また、本研修は2022年度の診療報酬改定で新規に項目化された「こころの連携指導料(Ⅰ)」の要件研修の一つとして実施するものです。修了者には「こころの連携指導料(Ⅰ)」の要件研修修了証を発行しています。
本研修のプログラム(開催概要はこちら)
【事前 e-learning (講義動画視聴) ※】
講義1 |
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講義2 |
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講義3 |
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※e-learningはJSCPのe-learningシステムを用いて実施し、受講者はそれぞれ任意の時間に受講しました。
【当日オンライン研修】
開会挨拶 |
清水康之(JSCP代表理事) |
講義ダイジェスト |
大橋史織(JSCP自殺未遂者支援室室長代理) 河西千秋(札幌医科大学医学部神経精神医学講座・主任教授) 大塚耕太郎(岩手医科大学医学部神経精神科学講座・教授) |
ワークショップオリエンテーション |
大塚耕太郎 |
ワークショップ |
司会: 河西千秋 大塚耕太郎 |
閉会挨拶 |
清水康之 |
理解度確認テスト |
ワークショップは、Zoomの投票機能を活用して回答を収集し、結果を表示しながら進行しました。また、講義ダイジェスト、ワークショップを通じて受講者の質問を受け付けました。30件を超える質問が寄せられ、時間が許す限り講師が回答。「このようなケースは希死念慮があると判断するか?」「このようなケースの精神状態を評価するのにあたってお勧めのスケールはあるか?」などの問いに対して、実践的に回答しました。
自殺未遂者ケア研修「かかりつけ医版」は2025年度も開催予定です。募集開始時のご案内をご希望の方はこちらのメールフォームよりご登録ください。
■JSCPが主催する各種「自殺未遂者ケア研修」(一般救急版、精神科救急版、かかりつけ医版)の概要、今後の開催予定、過去の開催内容についてはこちらのページをご参照ください。
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