調査・研究等

いのち支える自殺対策推進センター（以下「JSCP」）では、こども家庭庁の補助を受けて、下記の調査研究を実施しています。
以下では、調査研究の対象となる、オンライン掲示板「自殺と向き合う」（https://heart-net.nhk.or.jp/mukiau/）または「わたしはパパゲーノ」（https://www.nhk.or.jp/heart-net/papageno/）へ過去にメッセージを投稿された（投稿当時）10代以下の方と、その保護者の方に向けて、調査研究の内容についてご説明させていただきます。
なお、この調査研究により、投稿者ご本人やそのご家族の方に新たな負担が生じることはありません。ただし、過去のご自身あるいはお子様に関する情報をこの調査研究で取り扱ってもらいたくないとお考えの方については、該当情報を調査研究対象から除外しますので、調査研究事務局（メール：kokacho02＃jscp.or.jp ※「＃」を「@」に置きかえ）までご連絡ください。　【本頁PDF版はこちら】

調査研究課題名「令和６年度こどもの自殺の多角的な要因分析に関する調査研究」

１．調査研究の対象

2023年６月から2024年11月までの間に、JSCPが日本放送協会およびNPO法人自殺対策支援センターライフリンクと共同で運営しているオンライン掲示板「自殺と向き合う」または「わたしはパパゲーノ」へ、メッセージを投稿された（投稿当時）10代以下の方

２．調査研究の目的・方法

こどもの自殺はとても深刻な状況にあり、その対策は国の重要、かつ差しせまった課題です。しかし、こどもの自殺の理由については、これまであまり分かっていません。こどもが自殺に追い込まれないように対策を講じるには、「死にたい」「消えたい」気持ちや悩みを抱えたこどもたちの情報を集約し、なぜこどもたちがそうした気持ちを抱えているのか、抱えざるを得ないのかを分析する必要があります。そのようにして、こどもたちの「声」をこれからの対策に活かしていきたいと考えています。本調査研究では、過去に「自殺と向き合う」または「わたしはパパゲーノ」へメッセージを投稿したこどもたちの投稿内容を分析することにより、こどもの自殺の背景にある要因等を明らかにすることをめざします。

３．研究期間

倫理審査委員会承認日（令和６年12月25日）～令和８年３月31日

４．調査研究に用いる情報の種類

NHKが保有する以下の情報を使います。

• • 投稿者の属性情報（投稿者が入力した情報）
    ニックネーム、性別、年代、お住いの地域、投稿区分、メッセージ公開の可否
  • 投稿メッセージ

投稿時に入力されたその他の情報（氏名、メールアドレス、電話番号といった、投稿者ご本人が特定・識別されるような情報）は、用いません。また、調査研究に使用する情報は、いのち支える自殺対策推進センターの分析担当者のみが、安全に取り扱います。分析結果は、報告書に取りまとめられ、いのち支える自殺対策推進センターのウェブサイトで公表されるほか、学術論文等の形で公表する可能性があります。

５．調査研究実施機関

厚生労働大臣指定法人・一般社団法人 いのち支える自殺対策推進センター
研究責任者： 代表理事 清水 康之

本調査研究に係る費用は、「令和６年度こどもの自殺の多角的な要因分析に関する調査研究事業」に係るこども家庭庁からの経費補助を用いて実施されます。調査研究の資金源その他の研究機関の調査研究に係る利益相反及び個人の収益その他の研究者等の研究に係る利益相反はありません。

６．お問い合わせ等

本調査研究に関するご質問等は下記の連絡先までお問い合わせください。
また、「1. 調査研究の対象」に該当される方やその保護者の方で、ご自身またはお子様に関する情報が本調査研究で取り扱われることを望まれない方は、令和７年１月31 日までに、下記の連絡先までその旨お申し出ください。お申し出の際には、投稿時に使用したメールアドレス等をおうかがいし、該当する情報が特定できた場合は、その情報を調査研究の対象から外します。また、お申し出があった旨については、当該オンライン掲示板を共同で運営し、データ管理責任の役割を担っている日本放送協会と共有いたします。
なお、この申し出をなされたとしても、ご自身やご家族に不利益が生じることはありません。