国際連携室の朴惠善が、韓国の「2023年国会自殺予防大賞・保健福祉部長官賞」を受賞
2024年3月 5日
「国会自殺予防大賞」について
JSCP国際連携室の朴惠善(パク・ヘソン)が2023年12月、韓国の「2023年国会自殺予防大賞」の「保健福祉部長官賞」を受賞しました。この賞は、自殺予防に尽力してきた機関や団体、個人の功績を称えるもので、韓国の自殺予防を推進する国会議員の会である「国会自殺予防フォーラム」が主催し、韓国保健福祉部(日本の厚生労働省にあたる)が後援しています。
自殺対策で「日韓の架け橋」となってきたことを評価
朴は、2008年に韓国から日本の立教大学大学院に留学して自殺対策についての研究を開始し、同時にNPO法人「自殺対策支援センターライフリンク」でボランティアやインターンを行いました。2011年~2015年には、韓国いのちの電話、ソウル市城北区自殺予防センター、忠南広域精神健康福祉センターで韓国の自殺対策の実践に携わり、2018年からは日本の「国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 自殺総合対策推進センター」研究員を務め、2020年からJSCPに勤務しています。
日韓両国で自殺対策に取り組み、日本の先進事例を韓国に紹介したり、日韓の自殺対策関係者を繋いだりするなど、自殺対策において韓国と日本の架け橋となってきたことが評価されました。
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<朴のコメント>
これまで自殺予防の実践や研究において、やりがいや悲しみ、葛藤など様々な思いを経験してきました。この賞を通して、私が長年やってきたことを認めていただき、本当に嬉しかったです。「自殺対策に国境はない」という考えのもと、日本と韓国が共に学び合いながら自殺のない社会を作り上げられたらと切に願います。それを実現するため、日本と韓国の架け橋としての活動を続けていきたいと思います。 |