啓発・提言等

【#逃げ活 開催レポート】
学生団体My Own Place @ 湘南台 MOP HOME ~寺子屋~

2024年8月23日

学生団体My Own Placeは湘南台 MOP HOME ~寺子屋~で#逃げ活を開催しました。

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学生団体My Own Placeは、神奈川県藤沢市で大学生が中心となって、食事提供・学習サポートを含むこどもの居場所づくりをおこなう学生団体です(参照)。

毎月第2・第4土曜日に開催される「湘南台 MOP HOME ~寺子屋~」の活動時間中に、#逃げ活を開催しました。

開催概要

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開催日時:2024年7月27日(土) 16時 ~ 16時30分

開催場所:湘南台 MOP HOME ~寺子屋~ (東勝寺:神奈川県藤沢市高倉258

参加人数:14名

参 加 者 :小学生・高校生・大学生・保護者

開催方法:ワークショップ

<ワークショップ>

事前告知:あり
所要時間:30分

当日の流れ

1.ローテーブルに台紙を置き、それを囲むように参加者に座ってもらう

2.ファシリテーター(1名)による#逃げ活の概要と書き方の説明(5分)

3.参加者主体で自由に書き込み(10~20分)

4.ファシリテーターと参加者で感想等振り返り実施(5分)

書き込み内容の紹介(一部)

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#〇〇から逃げたい

「自分探し」
「SNSの返信」
「学校から逃げたい」
「生活リズムの修復」
「真夏にスーツを着ること」

#逃げたいきもちを吐き出そう

「うぅーイヤだー」「もう何もしたくない」
「もー毎日メニュー決めるのがしんどいんだよー!!」

#逃げたいときのやり過ごし方

MOPに来ること」
「目的のない旅に出る」
「その場から家へかえる」
「考えてることを全部紙に書く」

#逃げてよかった体験談

「色々な人に出会えた」
「パワハラは泣き寝入りしない!」
「単位を落とす。必修じゃなきゃOK!」
「気持ちに余裕がうまれ、子どもに優しくなれた」
「夕飯作りたくないとき、Uberした。私しかできないことじゃない!」

主催者からのコメント

気づかないうちに自分への役割を課してしまったり、選択肢が無いことから自分を追い込んでしまいがちだったりするこども、若者世代に、

生きるために逃げていい
逃げることは悪いことではない

という考えに触れるきっかけになればと思い、#逃げ活を開催しました。

 開催中は「わかる」「それいやだよね」等の共感により盛り上がっている様子がみられました。
一方で、「人前だから、逃げたいと本当に思っていることは書けなかった」という声も寄せられました。

 次回9月14()に再度開催する際には、人前で書くことや貼ることへの抵抗感を軽減するために付箋の回収箱を設置し、参加者のタイミングで付箋を回収箱に入れてもらい、後で主催者が付箋を台紙に貼る方法にアレンジして行いたいと思います。

~9月24日(火) 追伸~

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9月14日(土)には、#逃げ活 台紙を掲示していることの周知・趣旨の説明を行ったうえで、掲示形式にて行いました。
また、7月27日(土)開催時の声を活かし、「回収箱」を設置しました。
小学生から大学院生が書き込みをしてくれ、中には回収箱を通して参加したこどももいました。回収箱があることでこどもにとって参加のハードルが少し下がったのではないかと思います。
読むだけでもメッセージをもらえるところが、#逃げ活のよいところのひとつだと思っています。多世代が交流する場所で開催できたことに意味があったと感じています。